町おこしの新しい形【北海道積丹町】その1

まちおこしニュース

長らく町営温泉として地元をはじめ各地域から観光客が訪れていた積丹町岬の湯。
町営が故に町民のために利用しやすい価格設定を行ったことから、長年の慢性赤字に悩まされついにその限界が来た。

この施設は天然温泉露天風呂があり、浴室からは積丹ブルーの海と夕日に沈むオレンジ色の太陽が絶景。地元はもとより道内及び道外そして観光インバウンドが盛んであった時期は海外からの渡航客も多く訪れていた場所である。しかしながら、近年のコロナ禍における自粛による来場者数の制限などで事業は困難を強いられていた。

そんな中、この積丹半島を新たに再生させるベく名乗りを上げたのが、株式会社SHAKOTAN GO 五十嵐社長である。五十嵐社長は道内で様々な社会課題を解決する事業に取り組み、地域の町おこしプロフェッショナルである。
本施設を引き取り継続させる為に新事業会社を設立し、温泉施設を発信拠点とした積丹半島の魅力をリ・ブランディングをして事業を盛り上げていく戦略である。

いくつかある戦略として、取り組んだ施策として、五十嵐社長がプロジェクト推進をしている北海道ドラフト会議を活用し、積丹のプロジェクトがスタートした。北海道ドラフト会議からは3名と個性あふれるメンバーがジョインし、新たな展開に期待が寄せられている。また、積丹町長を始め地元自治体もこの取り組みには大きく期待を寄せ、地域ぐるみで民間と自治体そして地元の人たちとの連携による新たな物語が始まった。

つづく