糸島はなぜ人気の移住地になったのか?

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福岡県に糸島市という市があります。

今の少子高齢化の社会において福岡県の人口は横ばいでよく保っている状況ですが、中でも糸島氏は平成27年から4年連続で人口が増加しており、地元の不動産屋さんに聞いても「福岡市内や県外からも移住して来られる方が多い」という話です。

中心となるJR筑肥線の筑前前原駅から少し歩くと建売の新しい家が並ぶ新興住宅街がいくつもあり、スーパーやレストランなどのお店も新しく、最近開発されたエリアなのが分かります。

なぜ糸島は人気の移住地になったのか?

なぜ糸島が人気の移住地になったのか、3つの視点から検証してみました。

豊かな自然と都市部へのアクセス

糸島市役所の最寄りの筑前前原駅から10分ほど海の方向に歩くと、そこは見渡す限りの田園風景になります。

海も山もあり、5月の週末には潮干狩りの家族が多く訪れる自然にあふれた土地でありながら、福岡市内から地下鉄で1本、約40分でアクセスできるという立地の良さが人気の理由です。

美味しい地元の食材と地産地消の取り組み

糸島は古くから農地が多く、福岡の食を支える土地として野菜や米麦などの生産が盛んでした。

昔から糸島の農家さんがトラックに積んだ野菜を福岡市内で販売する姿が見られたため、福岡の人にとっては野菜=糸島のイメージが強くあり、また近年「糸島野菜」はブランド野菜として関東や関西のレストランでも使われています。

糸島のレストランや観光地を巡って気付くのは、いたるところに地元産野菜や果物の販売コーナーがあり、レストランでは地元の食材を積極的に利用しようという地産地消の取り組みがあることです。

お土産や糸島のスイーツにも「あまおう苺」や「伊都物語」の牛乳を使用するなど、地元食材をアピールする商品が多くあります。

地元で作られる「またいちの塩」を使ったプリンも糸島を有名にしました。

インスタ映えによる観光地のブランド化

 

糸島が観光地として有名になったきっかけの一つが「インスタ映え」ではないでしょうか。

観光地のあちらこちらに「写真を撮ってね!」と言わんばかりのインスタ映えスポットが作られています。

観光客→移住者の好循環

このように、糸島の移住者が増えているのは、最初に「観光客に糸島を知ってもらう取り組み」が功を奏して糸島がブランド化し、移住先を探している人の目に留まりやすくなったことが大きいと思われます。

もちろん大都市福岡からのアクセスの良さも上手く働いたと言えますが、ブランド化の手法などは他の地域でもうまく取り入れたいものです。